少年は俺よりも少しだけ年上に見えた。
顔を真っ赤にして息をあげている。
「シルブ、前に教えた薬草を覚えているね?
体の毒を外に追い出す薬草だよ。
そこの棚の2番目に入っているから持ってきておくれ」
「うん!」
少年をソファに横にし、俺とハカゼは協力して介抱した。
初めは苦しそうな顔をしていたが、少年は日が経つにつれて少しずつよくなっていった。
「…ぐっすり眠っておるわ、もう大丈夫」
少年の顔を見ながらハカゼはにっこりと笑った。
俺はその安心したようなハカゼの顔を見て、やっと安心できたような気がした。
「…よかった」


