相棒の世界






ーーーニカを追って、俺たちはすぐに出発した。



ガイドンに腕を引かれ、後ろをミラが歩く。




ニカは相変わらず黙って先頭を歩いていた。




「ニカさん、そこ左です!」



「知ってる」




ニカはまだふてくされている様子だった。




なんだこのクソガキは…




「まったく…」



ニカの様子に呆れながら、俺はガイドンの後ろを歩いていた。