ーーーちっ、隣だった…
俺は女性の部屋の隣部屋の窓を足で突き破ると、なんとか床に着地をした。
「バタンッ!ーーー捕まえろ!」
部屋の扉が開いて、ドタドタと入ってくる暗殺者ども。
「ちっ…」
ガラスの破片が肌に突き刺さりながらも、俺は両手の剣を構えてブンブンと振り回した。
女性も隣の部屋の様子までは見ることができない。
周囲がまったく見えない今は、とにかく剣を振るしかないのだ。
ーーーったく…
暴れん坊のガキだったころを思い出す。
「ーーーカキン!グホッ!」
俺は相手の攻撃をなんとか防ぎながらも、少しずつ窓の方へと退いていった。
なんとか隙を狙って隣の部屋の窓に跳び移りたいのだが…
「っ!」
ふと、窓枠のようなものが自分の腰に当たった。
ーーー今だ!
俺は急いで窓枠に跳び乗ると、隣の窓へと跳び移った。
ズキッ…
「っ…!」
途端に戻ってくる映像ーーー。
その映像にはーーー
「はっ!」
目の前の窓にしがみつく自分と思われる人間の姿が映っていた。


