ーーーその時だった。
「バン!!」
「うっ!!」
ふと銃声が聞こえてきたかと思うとーーー
「…パタン」
ーーー目の前のゼイルが倒れた。
「……っ!!!」
俺はーーー反射的にゼイルに駆け寄った。
ゼイルは虫の息だった。
「ーーーゼイル!」
「っ…アルバート…」
ふっ、と笑うと、ゼイルは小さな声で言った。
「やっぱりなぁ……
ははっ、痛えなぁ…生きてるなぁ…
ーーーアルバート…耳の穴ほじくり返して…俺が言うことをよく…聞け…」
「っ!!」
ゼイルは俺の手をギュッと握ってきた。
「ーーーアルバート…」
ーーー今から言うことは…
俺の全てだ……。


