「怖いんだろ?」
「へっ?なんで、」
「茉菜はいつもそう。どんなにちっちゃい犬だって、すぐには触れないくせに。」
「うっ、それは、」
蓮は、本当になんでもお見通しで、、
些細なことでも、なんでも覚えてくれてて、、
嬉しい反面、なんだか恥ずかしい。
「こいつ大人しいから、もうちょいこっち来てみろよ。」
「う、うん、、」
恐る恐る、ちょっとずつ近づいてみる。
そんな私を、ジッと見つめてる鹿さん、、、
と、蓮、、、
「ははっ、大丈夫だって!」
「わっ、わかってるよ!」
「ビビりすぎだから、まじうける。」
「笑わないでよ、バカ連!」
そんなこんなで、やっと側まで来れた私。
「な?平気だろ?」
そう言って、笑いかけてくれた蓮に、、
キュンって高鳴る、私の心臓。
何よ、、、
鹿より蓮の笑顔の方が、かわいく見えちゃうじゃん、、、