もう君がいない



茉菜が好きだから、、

茉菜のことをずっと見てるから、、


だからこそわかってしまう。

残酷だよな。



茉菜は、俺なんかよりも、ずっと蓮のことを見てる。


ただ、目で追ってるとか、見つめてるとかそんなんじゃない。

心の中で、見てるんだ。

ずっと、そっと、蓮だけを見てる。


誰にもバレないように、、

気づかれないように、、


心の中で、蓮を想ってる。



そんな茉菜を見るのが嫌だった。

そんな茉菜の隣にいても、俺は辛いだけだった。


これから先、茉菜が蓮を忘れることはできないだろう。

いつか、俺の隣からいなくなってしまうかもしれない。

隣に居てくれても、俺だけを見てくれることはないのかも。


でも、それでも、、

どんなに辛く苦しくても、、


俺は、茉菜の隣から離れることができなかった。


茉菜を、手放してやることができずにいた。