それから時間は過ぎ、外は夕陽でオレンジ色へと変化していた。

もう夕方の5時を回っていた。


、、ちょっと遅くねーか?


サッカーの試合は、2時間程度で終わるはず。

試合の後、光貴達と話してくるにしても、そろそろ帰ってきててもいい頃だろ。


俺は何度も時計を見ては、茉菜から連絡がきてないか携帯を確認する。


さっきからずっとこの繰り返しだ、、。



「茉菜ちゃんまだかしら〜?本当はもう帰り着いてて、蓮に連絡するの忘れたまま、準備で慌ててたりしない?」

「いや、、」

「私がちょっと、隣に行って見てこようか?」

「いや、いいから。」


お袋もずっとソワソワして落ち着かず、、

うろちょろ動いてはどこかに座って、また立ち上がって、、

の繰り返しだった。