先輩と私と幼馴染みと

思わず固まると、先輩が満面の笑みでピースサインを向けてきた。
そして、みんなで頭を下げ、走って退場していった。

「美優、先輩勝ったよ!」
雅が目を潤ませて飛び付いてきた。

「うん…!」
私はそう返事するのが精一杯だった。
そして、試合にのめり込み過ぎてすっかり先輩との約束の事は忘れていた私に、雅は

「試合、すごく感動したねー!
これで、美優は先輩と付き合うんだね!」
とキラキラ笑顔で爆弾を落とした。