私たちの不器用恋日記


「莉央〜〜!!」


ッドスッッ


バタンッッ



もぉ、 痛いな……



自分のクラスに入った途端、誰かに勢いよく抱きつかれて後ろに尻もちをついてしまった。



こいつはもしや……



「莉央に会いたかったー!てか同じクラスとかなんの運命だよ!もうほんと嬉しすぎてつらい!!」



飛びついた謝罪もなしに仰向けの私に馬乗りになってはしゃぐこいつ。



「栞菜(カンナ)の気持ちはわかった。私も栞菜と同じクラスで嬉しいよ。だからそろそろどこうか?」



幼稚園児を扱うかのような喋り方でこの問題児、栞菜を注意する。




「あ!莉央ごめん!!



て、、黒のパンツセクシィ〜」




「…え?」




栞菜がよっこいしょっと立ち上がった途端、ニヤニヤ顔で言ってきた。
私は仰向けのまま首をあげて恐る恐る下に目をやった。




「...っ///////////////」



そこには綺麗にスカートが上にめくれて下着が露わになっていて…



あちこちから視線が……




バッッ



いきおいよく立ち上がりすぐさま廊下へ一直進に走った。






アアアアアアァァァァアアアアアァァァァ




なんてことだ!!!!!



恥ずかしすぎて死にそ.............




結構遅く来たから生徒だってほとんどいたし…




視線が痛かったし………