私たちの不器用恋日記


まあ色々と説明して…


そんなこんなでエレベーターはもう1階のフロアについており、



「ほら、置いてくぞー」


っとか言いながらドアが閉まらないように手で押さえてくれる凪くん。



「うん、もちろん置いてかないで。」



そう言って自転車置き場まで歩いた。







___ガヤガヤガヤ



高校に着いた。




そこは普通の都立高校で男女比でいうと5:4な感じ。



「海ー!俺らまた同クラ!よろっ」



「凛(リン)じゃん。またよろしくね!
てかおもいんですけどー。」



海くんの存在に気づいた友達さんが海くんの方へ飛びついてきた。




「あっちにクラス表あるからそこで確認してね。俺自分のクラスいくから!凪をよろしく。」



「分かりました。凪くんちゃんと見ておきますよ。」



海くんって意外と過保護なんだなと改めて思う。



「おー!凪じゃん!!お前やっぱこの高校きたかー!
あれ?その隣の子って凪も彼女?!すっごいかわいんだけど!!」



友達さん、彼女じゃないです。
ただのマンションが一緒なだけです。



「は?彼女なわけないじゃん!!」



すぐに否定する凪くん。



「凛耳元で叫ぶなよー。鼓膜破れる。
それと莉央ちゃん狙ったら俺ゆるさないよ?」