すると、奇妙な穴は雪崩のように一瞬にして崩れた。 おもしれー! そうしてこの奇妙な穴をしばらく突っついていると、翔と智がやってきた。 『薫、なにやってんだよ?』 『なんかおもしれー穴見つけてさ…ほれ…』 『お前、それアリジゴクだよ(笑)』 『アリジゴク…?』 翔の言葉に、僕と智は顔を見合わせた。 .