未知の世界2


お風呂に入ると、リビングで先生に声をかけ、一緒に部屋へ向かった。






部屋に入ると、






「もう寝れるか?ベッドに横になれ。」






何?何を持って帰ってきたの!?







と、取り出したものは、、







て、点滴っ!?、







いやいやいや!






家で点滴とかありえませんよ!







「大丈夫です。大丈夫です。大丈夫です。」






と慌てて言うと、






「ダメだ!あらかじめ言うと嫌がると思ってな。






早く寝ろ。」






いやいやいや。






「やめてー!」






「ダメだ!」






「だって、ここは家ですよ!






病院じゃない!」





「病院じゃなくても、誰と暮らしてると思ってるんだ?







俺は医者だぞ。」






それ以上何も言えなかった。





私は、渋々ベッドに横たわり、腕を出した。






先生に手を引っ張られ、腕を消毒された。





先生に点滴されることって、あまりないから、妙に緊張する。





先生は、点滴の仕方を私に説明しながら始める。





もう医者になるためのプチ講座をしてる。
 




おそるべし。





なんて考えてたらいつのまにか終わってた。






「あれ、痛くない。」






「だろ?」






「でも、点滴って体中が冷えるから嫌。」






「つべこべ言うな。まだ病み上がりなんだから。






トイレに行きたくなったら点滴持って行けるだろ?」







「そうですけど。






どのくらいまでやっていればいいですか?」






「2時間くらいで終わるから、またその時に来るな。」







と言われ、わかりましたと言うと、先生は部屋を出て行った。





それからすぐに眠りについた。