あれからいつのまにか寝ちゃった。
気づくと夜の6時前。
だいぶ体が楽になった。
そろそろ起きて、夕飯とお風呂の準備しなきゃ。
ご飯は冷蔵庫にある野菜とお肉で中華風に炒め、ご飯やお味噌汁に、ほうれん草のおひたし。
一通り下準備をして、お風呂掃除へ。
全て終わり部屋に戻ると、やっぱり疲れてたのか、また寝てしまった。
次に起きると、時刻は夜の9時。
先生、もう帰って来たかな。
とボーっとしながら起き上がり、リビングへ。
晩御飯が仕上げられていた。
「おかえりなさい。」
と言うと、パソコンにむかっていた先生がこちらを向いた。
「ずっと寝てればよかったのに。
無理するな。」
といい、立ち上がり、キッチンに向かった。
私もキッチンへ行くと、テーブルにつくよう促され、座ってご飯を待った。
そして二人で食事をした。
思い切って聞いてみよ。
「先生?
医学部って、どうして?
私は、人の命なんて重すぎて、お医者さんなんて、、、」
「嫌か?
お前には素質がある。
それに、気持ちも分かるだろ?」
うーん。素質って、何を見て言うんだろう?
「患者さんの気持ちは十分わかりました。
でも、責任のある仕事ですし、私にできるのか。」
「できるかできないかは、やってみてから判断したらいい。」
そんな、大学には相当なお金がかかるのに。
医学部となれば、普通の学部より相当かかるし。
なんて、考えていると、食事をしている手が止まっていた。
「お前が読んでは本はな、俺が親父から小学生のころにもらったんだ。
俺だって、医者なんて、絶対無理だと思ってた。
だけど、親父に医学部を進められて。
責任なんて考えずに医者になったら、意外と面白くて。
勉強してただけなのに、研修終えたら勉強したことを生かして治療する。
確かに治る人ばかりじゃないし、いくらだって目の前で亡くなる命も見た。
その度にもっと勉強しなきゃって思わされる。
もちろん勉強ばかりじゃない。人と人とのコミュニケーションだって必要だからな。
最初はなんで、俺が医者なんだって思ったけど、今じゃ医学部に入れてもらえて感謝してる。」
と淡々と語る先生。
思わず、
「私も、頑張って、、、
みようかな。」
と口にしていた。
先生は顔が明るくなっていた。
「そうか。
じゃあ、明日からまた勉強だな。
今日は、風呂に入って、ゆっくり休め。
明日学校に行けるように、今日はいいものを持って帰ってきた。」
ん?
「なんですか?」
「後でな。」
といい、ご飯を食べた。



