ゴチッ
痛っ!
「っーーーーーーー!」
声にならない声って、こういうことを言うんだね。
気付くと私は、ベッドから落ちていた。
横に目をやると、
「ヒャッ!」
佐藤先生が、布団に入って寝ていた。
「ん?」
と目を覚ました佐藤先生が、私を見る。
「!
どうした!大丈夫か?」
と慌てて私の方へ体を向ける。
突然近づかれたせいか、ドキドキと胸が高鳴った。
「あ、あのっ、、、
大丈夫です。
ベッドから落ち」
と言い終わる前に、額に手を当てられた。
「痛いっー」
「たんこぶができてるな。
ドジだなぁ。」
といい、笑っている。
もう!笑わないでよ!
と心の中で怒っていると、
「そんなに怒るなよ。」
と、私の心が見えているようなコメント。
「顔に書いてある。」
もう!
「とにかく、冷やすぞ。
リビングに行けるか?」
と言われ、起き上がり、先生とリビングに向かった。



