「、、、ト、、、イレ、、」
と先生にトイレに行きたいことをやっとの思いで伝える。
「あぁ、、、」
と先生の声がすると、廊下に伏せていた私の体が中に浮いた。
先生が背中側から私の体を持ち上げてくれたみたい?
私は先生に起こされ、立ち上がると、トイレまで歩き、トイレの扉を閉めた。
ズボンを下ろし、いざしようと思うけど、、、
この扉の前には、、、
先生いるよね?
無理無理無理!!
「あ、あの、、先生?」
恥ずかしいけど、いわなきゃ。
「あ?」
「あの、、、扉の前に、、、いられるれると、、、
その、、、」
と言った後、すぐに
「あっ、悪いっ。」
と声がし、扉から離れる音が聞こえた。
良かった、恥ずかしくても言って正解だった。
安心して、トイレを済ませ、トイレを出た。
そしてへやの扉を開けると、
「熱、計るぞ。」
と、腕を組んで壁にもたれる先生。
「、、、、、」
病院に戻ったミタイ。
「熱、計るぞ」
「、、、、、」
また入院しなきゃいけないの?
学校、せっかく行けるようになったのに。
と思うと、体が弱ってるせいか、頬に涙が伝わった。
「熱、計らないと、、
ダメ、、
ですか?」
おそるおそる聞いてみる。
「あったり前だ!早くベッドに横になれ!」
あぁ、とうとう怒らせてしまった。
涙が止まらない。
フラフラしながらベッドに行く。
倒れ込むように横になると、すぐに体温計を脇に挟まれた。



