「ヤー!!!!」
「いいよ、その調子!」
私は、原美月。三上高校3年生。剣道部に入っていて、部長をしてます。そして、うちは剣道一家。だから、剣道部に入ってるんだ。
「美月ー!」
「あ、美心」
心友であり、幼なじみでもある、中水美心が迎えに来た。
「部活、終わった?」
「うぅん、まだ。じゃあ、そろそろ終わろっかな。…集合!」
私の掛け声で皆が集まってきた。皆って言っても、私を含め、8人しかいないけど。
「そろそろ終わろっか? ……気を付け、礼!」
「「「ありがとうございました!」」」
「美心、ちょっと待ってて」
「うん」