「あ、ああ…あのう…」
「死ね」
ですよね。はい、ワタシ死ぬべきでしたよね。ごめんなさい。そしてその、ありがとうございます。ワタシ生きてます。
「む、むくろ君、もう下ろしてくれると…たすかる…ん、ですが…」
ひええぇええええ!!!!むくろ君の目が、め、めめ目が…怖いんですけどおおおおおおおおおお!!!!!
「…はあ…保健室行くぞ」
むくろ君は一つため息を吐いてそう言うとワタシを抱えたまま歩きだした。そのため息ワタシが吸い込んでも良いですか?というか吸わせてください。
……どうしよう。口から心臓がこんにちはしちゃう。あ、まだ朝だからおはようかな。ダメだ頭がボーッとする。身体は熱いし、息は苦しいし…。身体が痛いなぁ。
「…むくろ君、ワタシ生きてます。」
ああ、ワタシ何言ってんだろう。
もし保健室に着いたら、真っ先にむくろ君の腕を診てもらおう。折れてたりしたら大変だ。ワタシのことはついでに手当てして貰おう。
「…死ねばいいのに」
ありがとうございます、本日のむくろ君頂きました。



