赤い絵の具の少年【短編ミステリー】



次の日の朝。


私は、朝4時に起きると、いつもよりもメイクに気合いを入れて家を出た。


いつもは一つに縛っている茶色い髪も、今日は巻いておろしている。


学校に着いたのは、5時半。


早くつきすぎちゃったな、とは思うけど、しょうがない。


だって、好きな男の子と二人きりなんて、ねぇ?


色々期待したい。


それに、私は、今日告白したいと思う。



ちゃんと気持ち、伝えたいんだ。