そしてこれから大人になるようで

『美生?』

ん…?
勇世の声がしたような。

『大丈夫か?』

あ、勇世だ。
久しぶりのその優しい声色に涙腺が緩む。

大丈夫だよ、だから私のことは気に



……。



そんなわけ、ない。

そんなわけないよ。

「だい…じょうぶじゃ、ない…大丈夫じゃないよ…。もう無理…っ、寂しい、死んじゃう…」

そのままばかみたいに泣いた。

そんなんで死ぬわけないのに。
自分がこんなにも女々しいだなんて。
情けない。
こんなんじゃ、愛想つかされそう。

そう思っても泣き止むことはできず、泣きつかれて意識を失うまで、子供のように大声で泣いた。