すでに、起きていためぐは、剛と遊んでいた

ここに来てから、ずっと剛にとられた気分

それでも、笑っているめぐに、ホッとした

食事も食べれるから、朝の点滴はなし!

栗原夫妻と橘家で外出することになった


めぐは、剛と手を繋いではしゃぐ


篤「転けるぞ!気をつけて!!」


俺達がやってきたのは、広い公園の芝生

病院に1番近い公園だった

昼には、戻る為ここした


芝生をゴロゴロ転がって遊ぶ2人


何がそんなに楽しんだか……

俺は、遊びについていけない


もっぱら、剛とめぐを観察する会の1人だ

そんな会の代表、栗原夫妻は

「可愛いわねぇ!!」

転がる高校生をみて、きゅんきゅんしてた



頃合いを見て、篤はめぐに、佳菜さんを
紹介した

「あっちゃんのお嫁たん?」

「めぐちゃん!こんにちは!」

「こんにちはぁ!」

「楽しい!?」

「うん!お嫁たんもする?」

「え?ううん!見てるっ!!」

「めぐも、お嫁たんになるの!」

剛「だれの?」

萌「てっちゃん!」


!!!!!!


萌「てっちゃんが、お父さんとお母さんと
めぐと暮らすの!」


ん?婿養子?


里「覚えているの?
飛行機でお話ししたこと」


萌「ん?お母さん、笑ってた!
お父さんは、むむっしてた!」

里「そうね!哲くんのお嫁さんになって
一緒に暮らすのよね!!」

萌「うん!」


すっげえ 嬉しいんだけど!!!


萌「あっちゃんのお嫁しゃん!
あっちゃんの困った顔は、やぁ!
にこにこお願いします!」

佳「うん!にこにこがいいね!」



篤「めぐ、おいで」


篤が広げた手に、めぐが飛び込む


ずりぃ


哲「めぐ、こっちおいで」


めぐが俺のとこに来た


篤と取り合うのは、いつものことだった


栗「めっめめめめぐ、おいでぇ」


あっさりと俺から、めぐを奪ったのは

栗原夫妻


俺達ばかりが、めぐと遊んでたから
ヤキモチ焼いたかな???


本当に親子だなぁ


精神が子供になって良かったのかも

どんどん、親子らしくなっている