前々から、髪と目がコンプレックスだった


おばさんとの生活で、それは増した



私は、陽さんが借りてくれた部屋に隠った


マネージャーに、ウィッグを作り直して貰ったけど、間に合わず



入学式は、欠席した




翌日から、登校する



陽さんと三兄弟には、色々と面倒くさいことを頼んだ

迷惑かけるけど、学校に通わず
モデルだけするっていうと、陽さんが
高校だけは、でなさい!!って言うの

お父さんの遺産は、陽さんが管理している

だから、従うことにした





ウィッグの前髪が今まで、眉毛の所だった
それを鼻の頭にした
髪が目に刺さると痛いから、眼鏡
もちろんカラコンもつけてる
マスクをして、顔は完璧!!

制服は、ダサダサに着て


俯いて歩く



髪の隙間から見える景色が

私のすべて



気味悪がって、皆が逃げていく

これが私の鎧



私は、ここにいる意味のない人間


死んじゃうんだから



友達もいらない




三兄弟と一緒にいれたら、それで幸せ




私は、そんな最高の世界を創った