夕方、橘家が揃って
お見舞いに来てくれた

皆が揃ったところで、てっちゃんが


「めぐ」


私を呼んだ

コクッ


「あの、俺達つき合うことになりました」



シーーーーーーーーーーーン




「こぶちゃん退場、頑張るから!!」



何で?





黙ってるの?



てっちゃんと顔を見合わせ、ペコリと
一緒に頭を下げた


「えっと…めぐ?」

ごうちゃんが、恐る恐るという感じで
聞いてきた

「なに?ごうちゃん?」

「哲のどこがいいの?」

「え?どこって、好きになっちゃったから、わかんない」





シーーーーーーーーーン





どこって言わなきゃいけないんだ!!



「えっと… 何だろ?背中とか?」



「「「「「  は? 」」」」」


篤「めぐ!!僕のこと好き?」

「うん!好き!!」 

剛「俺は?」

「好きだよ!!」

陽「僕はどうかな?」

「好き!!」

哲「……」

「てっちゃんも好きだよ!!」

哲「……も?」



何だったんだろ?よかった!!
賑やかが、戻ってきたよ!!


でも…てっちゃんは、納得いかなかったみたい


「めぐ!!俺が1番なんだろ!?」


「え?順番とか、つけられないよ?」


篤「哲……大変だなぁ」

剛「めぐ、背中がいんだって!!ぷぷっ」

陽「めぐちゃん、哲より私のお嫁さんにならないかい?」


「「「親父は、ダメ!!」」」



「あの!!皆、揃っているから
お父さん!!お母さん!!
不束者ですが、よろしくお願いします!
長生きして、親孝行するから!!」

橘家のパワーに負けてて、入って来れなかった、私の父と母

改めて挨拶したかったの


夕食の時間になり、皆が帰る


てっちゃんが私のホッペにちゅっ


反対側にあっちゃんとごうちゃんがちゅっ


哲「めぐになにすんだ!!このやろ!」

「私…嬉しいよ!!」


篤「哲!!ドンマイ!!」






本当、賑やかだなぁ