橘家の山へ行こう会   当日


安「先生達、何で!?」

「えっとね、理事長の陽さんのぉ
長男、次男、三男だよ!!
私達、幼なじみなの!!」

安「ええええええ!!」

哲「めぐ、言っとけよ!」

「てっちゃんが言ってるのかと…」

哲「はぁ?お前の彼氏だろ?」

安「え?俺ら、付き合ってないっす!」

哲「はぁああ?何できたの?」

「てっちゃんが呼べって言ったよねぇ?」

篤「言った」

剛「言った」

陽「言った」

「ほら!てっちゃん、忘れたの?」



珠里ちゃんがクスクス笑う


珠「噂を信じたんだよきっと!!」

「ああ!!私に彼が出来たら、言うよ!
ごうちゃんじゃないんだから!!」

剛「どう言う事?」

珠「そのまんまよ?」

剛「わからないです!珠里ちゃん」


「バカップル置いて、しゅっぱぁーつ!」


私と、ごうちゃんと安東くんは、バイク


残りの4人は、車


安東くんがいるから、ごうちゃんも車で
珠里ちゃんときたらって言ったのに

ダメ!!めぐは、俺が守る!!



ごうちゃん、貴方が守るのは、珠里ちゃん




油断してると色気ムンムンの陽さんに



とられるよぉ~





山の草原に寝転ぶ


「気持ちいいなぁ」

「うん!最高!!」



安東くんと2人で空を見てる


皆は、少し離れた場所で暑さをしのいでる


何故か、私達はこの暑さが心地いい


「安東くん、ごめんね?
先生達に気を使っちゃうよね?」

「心配しなくていいよ
楽しいよ!めぐといれるし」

「私ね、てっちゃんが好きなの」

「えええええええええええええ」


ちゃんとハッキリ、諦めて貰いたくて
安東くんに言った

飛び起きて、私の両頬を引っ張る


「なりすりゅの?」

「マジか?」

コクッと頷くと離してくれた

「そうだよ?なんで?おかしいかな?」

私の方を向いてゴロンと倒れた

顔近いんですけど!?

「年上すぎねぇか?」

私も安東くんの方を向いた

「やっぱり?私じゃお子様だよね?」

なんか、ガールズトークみたい

「んなことないけど、どこがいいの?」

「さぁ?わかんない…」

「でたよ!長谷川 剛!!」

「それ、なんなの?」

「天然発言!!」

「は?やめてよ!!ごうちゃんと一緒にしないで!!私、犬じゃないし!!」

「え?」


うん、よくわからないこといいました



「とにかく!!内緒!!
私は、安東くんを好きになれないからね」

「いや、わからんぞ!?」


急にコショコショされて


「ひゃああああああ!!!」


「こら!安東!!めぐに触んな!!」


てっちゃんが走ってきた


安東くんがコソッと「脈ありかもよ」

とか言うから、「ふられてるの」って返事した



「飯食おうぜ!!」




コソコソ話していた私達に、走ってきた
てっちゃんは、そっぽ向いて言った




怒ってる???


なんで?