【森永 萌來】


言ってしまって、後悔


「なんで、俺?」


こんなに嫌がられるなら、言わなきゃ良かった!!!!!!


「ごめん!!
ごめん、ごめん!!本当、ごめん!!
また明日!!ごめん!!」

てっちゃんを部屋から、追い出した


玄関の鍵を閉めて

座り込んだ



白い扉を見ながら、流れる涙で目の前が
歪む


特別な人を考えると、てっちゃんが浮かんだ


だから、てっちゃんしか嫌だと思った



恋をすると




幸せなのかと思っていた





私には、時間がない


だから、私…焦ったのかな








いくら、幼なじみで大事にされても




だからって、好きでもない私を抱いたり
てっちゃんはしない



少し考えたら、わかることなのに



てっちゃんに、抱かれたかった





私って、肉食女子って奴なのかな






折角だから、清い体で死のう