服を着て、脱衣所の椅子で少し休んでた


コンコン

「めぐ?もう上がった?」


あっちゃんの声だ


「うん、どうぞ」

ガチャ

「剛のこと、ごめんな?」

「へ?」

「いや、顔合わせにくくて出てこないのかと……」

「ううん?のぼせたから、休んでるの」


あははって笑った





「立てそう?」




「う~ん、ちょっとふらふらするから
もう少し、座ってる」


「おいで」

あっちゃんは、抱っこするからって感じで
手を広げる


ごうちゃんのこと言えないよ?

私、大きくなったんだから

子供のまんまじゃないんだよ?



モタモタしてたら、あっちゃんがふわっと
私を包んで、軽々と抱っこした


「変わらないね!軽いや!」


って言いながら




いい臭いのするダイニングへ




皆がどうしたの?って聞く前に



「めぐ、のぼせたみたいで
寝せてくる」





あっちゃんの腕の中で
私はその言葉を聞いて眠っていた





GW最終日は、ごうちゃんと仕事


当たり前のように、三兄弟が揃い

陽さんが迎えに来て


私達は、夕食をともにした