ドキドキして屋上にいくと、りく君の姿。

ヤバい今になって緊張してきた!!

「話って何?三国さん。」

りく君は今だに私の事を名字で呼ぶ。

時折そこが胸に刺さってしまう。

何で私が突然告白することになったかと
言うと、さかのぼること昨日。

家についた私はそっこう自分の部屋に飛び込んだ。

「今日は、りく君と話せなかった…」

私がそうつぶやくと、部屋のドアを開けて誰かが入ってきた。

「お前にりくは似合わないぜ。」

その声…悠真!?(ゆうま)

私が悠真を指差しながら口をパクパクさせる。

中谷悠真。私の幼なじみです。

てか、勝手に人の部屋に入ってくんな!!

「そんなに、りくのこと好きなら…コクれよ。」

悠真がそう言う。

は!?あんた…何いってるか分かってる!?

「そんなに…そんなに言うなら、悠真の好きな人に告白、してよね。」

どや顔でいったけど悠真に好きな人がいないことくらい私でも知っている。

悠真は少しだまって

「いいぜ…まずお前からやれよ。」

と言った。

悠真!?あんたいつの間に好きな人で来たの?

「わかった。」

悠真の好きな人も知りたいし…この際思いきって告白しますよーだ!!

で、今に至るわけ。

よく考えて見れば私簡単な女だな…