「由希…」

流れている涙をぬぐっていると、悠真が入ってきた。

嘘!!みられてた!?

「夕飯あるけど今食べれそうか?」

悠真が優しくそう言い。

はっきりいって今はそんな気分じゃない…

「いや…今はちょっと」

私がそう言うと悠真がパッと携帯のLINEの画面を見せてきた。

嘘…りく君と悠真って知り合いだったの?

私が悠真の顔をみると悠真は、しっかりと目を会わせて

「俺とりく中学から一緒だ…しかもりくは中2から彼女がいるぞ。」

と言った。

え?彼女!?

「じゃあ、三条さんと付き合っているの?」

私がそう言うと、

「家の姉と…付き合ってる。」