自由を求めて



「んなことより早く食おうぜ」

「せやな、俺も腹減ってしょうがないやったわー!」



男達はそれぞれの場所に座った。



と、ここで少し説明しよう。



テーブルを挟んであたしの向かいにいるのは関西弁の碧。

その隣に座るのは紺色の髪に黒のメッシュを一本入れた男、名前は知らない。




「つかさぁ、こいつがここで食ってんのはなんで?」

「なに言ってんのや咲哉!こないな美人を一人にするわけないやろっ!」

「だってこいつただの人質だろ?人質と一緒に飯食う誘拐犯なんてどこにいるんだよ」

「ここにおるやないか!」

「あー、お前に聞いた俺がばかだった」



ハァとため息を吐く咲哉とか言う男。



「お嬢様、気にしないで早く食べよ」

「あ、うん」