自由を求めて



「まずは部屋だ」


一番最初に向かった場所は階段下の扉を開けて奥に歩いた所にある部屋。


ベッドは勿論、机やクローゼット、あたしの胸の辺りまである冷蔵庫や小さなキッチンもある。


なんか、ここだけで生活できそう…



「こっち来て。この隣はお風呂とトイレが備わってるし、わざわざ外出なくてもいいから」

「こんなのまであるんだ」



まぉ、あたしの部屋にもあるっちゃあるんだけどね…


さすがにこんな倉庫みたいな所にこんなのがあるとあたしでも驚くよ…



「じゃあ次」


次に案内されたのは部屋を出て左に曲がった所にある、さっきよりも一回り大きな部屋。



そのにはソファやテレビ、棚などがあって奥にはこれまた一回り大きなキッチンがあった。



「ここは幹部用の共同スペース。あんたは使うことはないだろうけど、まぁ、好きな時に来てもらって構わないよ」

「あたし入っていいの?」

「俺は別にいいけど、あいつがなんて言うかなー」



あいつ?


「この2箇所が分かれば問題ないだろうし、後は好きにしなよ」

「…うん」




…相馬さん、父さんになんて言うのかな…言い方によっては父さんが黙ってないだろうし、あーもう心配だなぁ…