自由を求めて



「ーーーー…んで、ここは?」



いつの間にか連れて来られた場所は、今は誰にも使われていない謎の多い旧校舎。


古くはないけど、お嬢様達の間では呪われた旧校舎と呼ばれているらしい。




「なんでここ?」

「ここが一番誰にも見られない場所だからに決まってるじゃない」

「櫻子は呪いとかは信じるタイプ?」

「はぁ?なにを言ってるのっ、このわたくしが呪いなど真に受けるはずないでしょ!」

「ふぅん、…あっ、そう言えば昔ここで自殺をした女子生徒がいて、その子の幽霊が出るってうわさになってるの、知ってた?」

「へっ?」

「因みにその自殺方法は首吊りで、それが丁度今櫻子が立ってる場所の、真後ろなんだって…」

「そ、そそそんなウソっ、わたくしには聞かないわよ!」

「信じないのは勝手なんだけどね、……って、さ、櫻子…」

「な、なによ!」

「後ろっ…人が、浮いて…」



ソロソロと櫻子の後ろを指差す。


すると櫻子の顔がみるみる青ざめていく。




「ぃ、いやぁぁぁぁぁあっ!!(泣)」




泣き叫び逃げて行った櫻子。