表紙に手をかけ本を開こうとすると、窓はどこも開いていないのにサーッと風が吹きちょうど真ん中あたりのページが開かれた。 「うわぁすごい…」 そこにはきれいな挿絵と魔法陣のようなものが描かれていた。 「ここを、なぞれ…?」 本には魔法陣が書かれている。 私は少し不思議に思ったけどその通りになぞってみた。 ……すると、魔法陣が金色に光り出し私の身体を眩い光で包み込んだ。