「こんにちは。約束の時間なので装備を取り、に……」

「あ、いらっしゃいませ! ご用意はできていますよ」

「……ここは戦場ですか? はたまた空襲にあった軒先か」

「酷い言い様ですねえ。ここはコンビニ、お望みの品を提供するお店です」

「それは、まあ、評判を耳にしますから。しかし、この荒れ具合は」

「倉庫をひっくり返してきたんですよ。かなり古い時代の物なので、効果は期待してもいいですよ」

「……妖刀村正に童子切安綱? 清明作の護符に九字の護法。念入りだなあ」

「それでも不安ですよ。貴方は無鉄砲ですからねえ」

「まるで見てきたみたいじゃないですか、それは」

「なんとなくですよ。ですが、これで大丈夫ですか?」

「ええ、これだけ呪法に通じていれば。万が一もありませんよ」

「その万が一が起きないように祈っていますね」

「言ってくれますね。それでは、有難く」

一礼して彼は出て行った。その背中が、どこか寂しそうで。

それと入れ替わって、たくさんのお客様の声。はっとして店内を見回すと。

うわぁお。

まさにその一言に尽きる。あの人が言った表現は間違いじゃないみたい。本当に戦争があったみたいだ、流○破壊爆弾、見たいな物が落ちてきたんじゃないだろうか。

自動ドアが開くと、まだ片付けきっていないのに。

取り繕ったような、笑顔を見せた。

「いらっしゃいませ~」