あ い の う た <実話>

あたしは尚の友達に見られていたこと、それから尚にCDを貸すことになったことなんかを話した。


麻美は自分の方の話でいっぱいいっぱいだったみたいだけど、一応あたしの話も聞いてくれていた。



『へぇ〜学校に他にも自遊人見に行ってる人いたんだ〜いいな〜絶対うちの学校にはいないよ〜』



『でもあたし学校で存在ないしさ〜あんな場所で見られてたなんて微妙だよ〜』



『でもさ、でもさ!そのCD貸した男子がもし自遊人好きになったら…ゆなの学校生活少しは変わるんじゃん?』




『そうか〜?笑 絶対変わらないよ〜!』




変わらない。



もう期待しないって





決めたもん…。