あ い の う た <実話>

その日の夜。



眠りにつく前、あたしは忘れないように尚に貸すと約束したCDたちを鞄に入れてた。



ちょっとワクワクする。

知ってる人しか知らないのがインディーズのバンド。


周りの子たちはほとんど知らないことが多い。



尚はこのCDを聴いてなんて思うンだろ…




あたしはウォークマンを取り出して
イヤホンを耳につっこみ、眠りについた。





自遊人の音楽が
優しくあたしを包んで


とても幸せな夢を見た気がした。