あ い の う た <実話>

次の日。

俺は覚えたてのワックスのアレンジで髪を立てて気合い充分。


勢いよく教室の扉を開ける。

『おっは-♪』


『古っ!!!!』
俺のおっはーにすかさずツッコんだのは、俺の後ろの席のマコトだ。


マコトは目立つ男だった。
いわゆるイケメン?


とりあえず、1番気が合いそうだったから仲良くなった。




教室のあちこちから『おはよう』の声がする。




俺は片っ端から声の方へ。

笑いを取ったら、次へ。



スルリ、スルリとまるで選挙活動中、笑




こういう日々の積み重ねが重要なのだ!(きっと)