飲み会も一時間を過ぎると自然と男女ペアになっている。



俺の隣に居る女……



名前は……


ミク。
あれ…………?
ミカだったかな?



『ねぇ、尚くん聞いてる〜?ミキねぇ、酔ってきちゃったかもぉ。』



そうそう。ミキちゃん。

このての女の子は自分の名前を何度も言うから、いちいち覚えなくて済むのがいい。



『まぢ〜?俺も酔ってきたかも。』
腰に手を回してみる。



嫌がる様子はない。




イケる。
そう確信した。