あ い の う た <実話>

−最低だ。




尚を裏切ってる…
涼介さんを苦しめてる…





あたしは最低だ。




建前の罪悪感があたしを責める。





『…どうした?』


泣きじゃくるあたしを涼介さんは一目につかない路地裏へ連れて行った。





この時、




【涼介さんになら全てを話せる】




そう思ってしまったあたしは、



本当に最低な女だったね…?





ごめんね………尚。