あ い の う た <実話>

急に尚の足が止まった。




『俺のこと…好き?』





いつもへらへらしてるのに、
今はちがう。


真っすぐ見つめられて、
あたしは少しだけ言葉に詰まった。





答えは出てる。




『うん』





『うんって…?』






『あたし尚が好きだよ。』