あ い の う た <実話>

涼介さんは冷蔵庫から缶ビールを取り出し、『飲む?』と聞いた。

あたしは首を横に振った。




涼介さんは缶を開け、ゴクリとビールを飲んだ。


…幸せそう。


…あれ。
でもお酒…弱いんじゃなかったっけ?




『…本当にまた来たな?笑』




『どうしても…涼介さんに聞きたいことがあって…』





『なんでもどーぞ♪』






『涼介さんはあたしのこと好きなんですか?』





『直球だな、笑』
俯き微笑みながら涼介さんは言った。






『お前さ…俺が本気で女子高生に恋したって言ったら……笑うか?』