『いや、昨日ちょっと話しただけ』




その言葉は凄くあたしの中で引っ掛かった。



…もうあのこには話し掛けないほうがいいのかも。



あたしは他の子に声を掛けることにした。




結果は同じだった。





声をかければ返してくれる。
でもそれだけ。


その先へ発展しない会話。



みんな必死に見えた。
はぐれないように。
一人にならないように。


最初に決めた子としか行動しない。




群れてなきゃ行動できないの?


ばかばかしい。


そう思っても



やっぱり一人は辛かった。