「んんーん!おいしー!!」


新しくできたお洒落なカフェ。

インテリアが可愛くて、今度行こうと思ってたから丁度よかった。

小さめのショートケーキがとってもおいしい。

「もう、栞。そんなにほうばらないの」

口を膨らませて食べる彼女を窘めて、唇についたクリームを拭うようにお手拭きを渡す。


「ん、ありがとー」


モギュモギュと口周りを拭く姿はまるで子供みたい。