バタバタッ――――…
あたしの足音と滴る雨の音しか聞こえない。



『最悪ッ…もぅ授業始まってるしィ………』


まだ時間はたっぷりあると思って走らないで来た。
それが悪かったのか、、、



まぁ いいよね

と呟き、あたしはサボるコトを決めた。

行き先は決まってない。



“3年生の階の方は
通らないコトにしよ…”

そう想い、重たくなったカバンを持ちながら歩きだした。