午前7時30分




柊希と自分の想いを伝えるため早くに学校へ来た。





「さすがに、この時間は静かだなぁ。」




窓の外を見ながら雲一つない空を眺めた。





「栞音、早いんだね」



廊下から聞こえた声に振り返る。



「うん、柊希と話がしたくて来たの。
屋上で待ってるから。」




柊希の横を通り過ぎて屋上への道を進んでいく。