「昨日の食事会はどうだったの?楽しかった?」
「うん、楽しかったよ。
出てくるご飯も美味しかったし、たくさんお話とかできたしね」
「それは良かったわね。」
めぐみと美咲といつもどうり3人で机を囲んで話をする。
「へー、昨日食事会やったんかー!」
「来飛くんだー」
「そんな残念そうな顔すんなや~」
この関西交じりな男の子は日暮来飛。
柊哉の昔からの幼なじみらしい。
最初、来飛を見た時は驚いたなぁ。
金髪だし、ピアスもたくさんついてるしで…
けど、今はそれがなかったら来飛じゃないな!って思うんだよね。
「来飛、お前少しは静かにできないわけ?」
「春馬、先生から呼び出されてなかったかしら?」
「もう終わった。」
このクールな男の子は八神潤。
潤も柊哉の幼なじみ。
黒髪でサラサラな髪の毛。左目にかかる前髪。
邪魔にならないのかなとつくづく思う。
それがより一層クールさを増して
クラスではクール王子って言われている。
「あれ、柊哉いないんかぁ。
このプリント渡そ思うたんやけど…」
来飛の手にある1枚の紙。
「それ何?」
「何か先生に頼まれてん。
柊哉に渡しといて欲しい言うてな」
ひょいと来飛の手からなくなったプリント
「交換留学生の案内か」
来飛の後ろに立っている柊哉。
「うおっい!!びっくりするなぁ!
後ろから現れんなや!」
「俺は来飛の叫び声に驚いたけどな。」
「来飛、お前黙ることできないのか」
「二人して俺への扱いひどない!?」
来飛は二人にわーんっ!と泣きついている。
まぁ、泣き真似なんだけど。