あの食事会のあと
私と柊哉は金城さんに送ってもらった。
お風呂を済ませたあと
柊哉は相当疲れていたのかすぐに寝てしまった。
「おやすみ、柊哉。」
柊哉の頭を撫でて自分もお布団の中へと体を滑り込ませる。
ふと、さっきのキスのことを思い出した。
「柊哉とちゅー、したんだよね。」
右手で自分の唇を触る。
まだ、キスの感覚が残っている。
夜のイルミネーションをバックに交わした優しいキス。
「……っ」
顔がだんだん熱くなる感覚があるのが分かる。
ね、寝よ寝よ!
バフっと枕に顔を埋める。
その瞬間、眠気に襲われて私は眠りについた。