俺の声、届いてますか?



俺は彼女からメモとペンを借りた。



"そうなんだ。ごめんな。話しかけて。
1年生?"



"はい。"



"なんで1人で食ってんの?友達は?"



"私が耳聞こえないから、誰も友達になってくれません。"



そう見せたられたメモは滲んでいて、彼女を見ると泣いていた。



はあ?そんなことで誰も話しかけねぇとか……。


おかしいだろ。