「直すから脱いで。」



「脱ぐかバカ。」



「ここで脱ぐわけじゃないんだから、はい、脱げ。」



淡々と答えるアイツ。



ほんと、何様なの?



階段を力強く踏みながら、私は自分の部屋に向かった。



ガチャンッ



「兄弟でも家族でも何でもないのに!!




ほんと、やめてよ。