神様いけませんか?

低学年の頃は無視されること、笑われること、そのくらいで済んだことが高学年になって変わる。

教科書が捨てられ、体操服をドロドロにされるなんて日常茶飯事。
1番いやだったのは給食の中に異物が入っていたこと。

明らかに見てわかるいじめ。先生は見ない振りをしていた。

大人って結局そんなもん。平気で嘘をつく、平気で人を裏切る。

どんどん心が冷めていくのがわかった。
最初は抵抗していたいじめにも、そのうち何も思わなった。

馬鹿みたい。
みんな馬鹿みたい。

そんな風にすら思った。

学校では誰一人、あたしを助けてなどくれない。

あたしはいつも屋上で泣いていた。

学校では屋上だけがあたしの居場所だった。