「話してた」
私が頷くと、こだまカッコいい!と1番騒いでいたミヤが身を乗り出す。
確か、けいた…?って人がカッコいいって言ってたかな?
「それで!連絡先とか交換しなかったの⁉︎」
「したよ。あ、向こうがいいって言えば教えるけど…」
「そうじゃなくて!」
ミヤは机にバンッと手を置いた。
「直接会うの!今日!ほら、放課後空いてるか聞いてみて!」
「え?」
今日?なんで?
というか、いきなりすぎない?
スズとタマに助けを求めて視線を向ける。
「いいねー、おもしろそう」
「会ってみたーい」
私の期待も虚しく、2人はそう笑った。
どうやら反対派は私だけのようだ。
どこで会うとか、髪型どうするとか、すでにそんなことも話してる。
仕方なくメッセージを送ると、すぐにシュウさんから返事が来た。