こだまする三毛猫の声



−翌日−


「本当に⁉︎」


「うん。向こうはシュウさんが話してくれるって」


昼休み、みや と廊下で話し中。


みや の声は、昼休みでにぎやかな廊下でも一際大きかった。


何人かが驚いたようにこっちを見ている。


「ありがとう、みけ〜。大好き〜」


「最後のはケイタさんに言って」


周りの目を気にした様子もなく、抱きついてくる みや。


「でも、4人で!いきなり2人は不安だよ!」


「うん、わかった」


だよね。やっぱり、いきなり2人でっていうのは急すぎる。


シュウさん的には、知り合って数日で2人きりで出かけるのが普通ってこと?


(シュウさんって女の子の扱いに慣れてるのかな…)


なんだか気分が暗くなる。


いやいや、今はそんなことを気にしてる場合じゃない。と頭を振って気持ちを切り替えた。



「シュウさん達は休日がいいらしいよ」


携帯電話の画面を見せていうと、みや は顔を赤らめた。


「休日に会うとか、デートみたいだよね…」


女の子だなぁ。と、その反応にどこか関心する。


「私たち邪魔になっちゃうね」


からかい口調で、にやっと笑ってやる。


「途中でわざとはぐれたりしないでね⁉︎」


「うーん、どうしようかなー」


本気で慌てる みや。


からかいがいがあるなぁ、なんて笑いながら受け流してシュウさんに返事を打った。